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西麻布にあるうつわのお店「桃居」にて開催中。
見逃しました。明日までです!
伊賀焼の窯元の5代目として生まれた稲葉直人さん。ひとつひとつフリーハンドで描かれた独創的で美しい土鍋が人気の作り手。
稲葉直人 陶展
会期:2019年2月15日(金)〜2月19日(火)
時間:11:00〜19:00(最終日17:00まで)
場所:桃居
住所:東京都港区西麻布2ー25ー13
「土鍋は平凡のなかに非凡を求めよ」
若い頃、東京大塚にある料理屋のご主人からいただいた言葉です。
平凡とはどこまでで、非凡とはどこからなのか。
私はその言葉に反するように、焼きものの産地の重苦しい空気から逃れたい一心で、土鍋作りの新しい道を切り開こうと決心し、色を求め、形を求め、機能の上にある表現の可能性を求めて制作してきました。
しかし、制作に行きづまった時、ふと、この言葉を思い出します。
この言葉をいただきてから二十年以上がたち、厳しく優しいご主人の顔を思い出し、その言葉のウラ側に、「形や色以外にやるべきことは沢山ある、作られてきた歴史や、各地の食文化を深くり知りなさい、へんな方向に進むなよ」という気持ちが込められているように、今さらながら感じています。
まだまだ平凡な土鍋ですが、テーマが一つ見つかり、これからも作り続けていく覚悟が出来ました。
稲葉直人
出典:桃居HP
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