DANESE(ダネーゼ)について

デザイナー
ティモール 出典:WEBO
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ダネーゼと聞くとエンツォ・マーリーがデザインしたティモール(カレンダー)や、AMELAND(ペーパーナイフ)ブルーノ・ムナーリのデザインした灰皿(CUBO)など、いま見ても美しいと感じるパーマネントなデザインを送り出したメーカーのように思われていますが、その始まりは1957年ミラノにオープンした、一軒のお店でした。

ティモール 出典:WEBO

AMELAND 出典:WEBO

CUBO 出典:WEBO

1955年、陶器のショップを開くことを目指してミラノにやってきた、ブルーノ・ダネーゼは、そこで、妻となるジャクリーンと出会います。二人は1956年に結婚し、翌1957年に念願のショップ 「ダネーゼ」をオープンさせます。

このオープンにあたって、ダネーゼは、妻ジャクリーンの紹介で当時すでに広告や、アートの世界で活躍していたブルーノ・ムナーリと出会います。

ムナーリから、開店にあたって、多くの助言といくつかのデザインをもらいお店はスタートを切りました。

「人間は生まれてからいつもモノと関わり合いながら生きている。だからこそ、モノは私たち人間にとってもっとも身近な存在であり、非常に重要な意味をもっている」とのダネーゼ氏の言葉が残っていますが、大量生産・大量消費の時代に突入していく世の中に対するアンチテーゼを感じる強いストアコンセプトがムナーリとの出会いで生まれたと言われています。

開店当初の、お店にはムナーリのプロダクトと、陶器のコレクションが、並べられていたそうです。

その後ムナーリの紹介でエンツォ・マーリーとも出会い、ティモール(カレンダー)や、AMELAND(ペーパーナイフ)など、数々の名作が産まれます。

ショップ「ダネーゼ」はその後、イタリアに訪れたデザイン関係者は必ず立ち寄るとも言われるほど、多くの人々から支持を受け、多くの影響を与えるお店まで成長していきました。
しかし大量生産・大量消費という時代の流れにさからえず、惜しまれつつ1991年にその歴史を一度閉じる事になります。閉店後はしばらく新製品の発表などはありませんでしたが、2001年ミラノサローネにて、新体制でダネーゼが復活しました。

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