イッタラのカルティオ
言わずもがなシンプルで美しいグラスとして有名なグラス。
このグラスは、1958年フィンランドのデザイナー、カイ・フランクによってデザインされた名作。

このグラスから遡ること5年。
デコラティブで、一つ一つ用途の決まったディナーセットが主流であった当時
「ディナーセットを紛糾せよ」
というスローガンのもと一切の無駄をなくし、多用的に使うことができる。且つ周りと調和のとれた機能的なデザインのKILTAシリーズを発表したデザイナーである。

ティーマ 出典:イッタラホームページ
このKILTAシリーズは1975年まで製造。その後、電子レンジの使用など、現代のライフスタイルに合わせて改良を加えTEEMAシリーズとなして現在も受け継がれている名品。
そんな無駄を排除した、シンプルで美しい名作と呼ばれる数々のデザインの中でも一際目を引くアイテムがこちら

クレムリンベル 出典:yovaloshop
1957年にミラノトリエンナーレで、グランプリを獲得したクレムリンベルである。
上のボトルにウォッカやジンなど、酒を入れ、下のカラフェに水を入れるデザイン。機能的でこれ程までに美しい造形はカイ・フランクならでは。現在は製造していないが、その美しさから、アートピースとしてヴィンテージショップなどでいまだに人気が高いアイテムである。
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イッタラ / カルティオ タンブラー [iittala / Kartio] 価格:1,296円 |
コメント
[…] そして1957年には、北欧のデザイナーを対象とするもっとも権威のある「ルニング賞」を25歳という若さで受賞。同賞の受賞者にはウェグナー、タピオ・ヴィルカラ、カイ・フランク、ティモ・サルパネヴァなど錚々たるメンバーが選ばれているが、ホグランが最年少での受賞である。 […]