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琺瑯の鍋で調理すると料理の腕がひとつ上がったように感じる。
高い熱伝導率でムラなく調理でき、ガラス質でコーティングされた内側はこげつきにくく、調理後サッと洗って片付けも早い。
デザインによっては、鍋のまま料理をサーブし、テーブルに華を加えることもできる。
一つはもっておきたい調理道具である。
1956年、ダンスクより発売されたコベンスタイルは発売以来60年以上経つ現在でも、魅力を失わない琺瑯鍋の名作。

出典:スコープ
鍋敷きとしても使える特徴的な蓋の持ち手の十字、細く繊細な美しいフォルムのハンドル、軽くて扱いやすく、こげつきにくく、汚れが落ちやすい。また日々使い込むことでより魅力が増す。すこし琺瑯が剥げているくらいが美しい。実と美を兼ね備えた鍋として人気である。

蓋は鍋敷きとしても使える 出典:キナリノ
1954年、戦後大きくライフスタイルが変わったアメリカで、北欧ブームの最中北欧デザインを取り入れ、安価で実用的な日用品を生み出すブランドとしてダンスクは誕生した。
コベンスタイルのデザインは創業者の一人であるイェンス・H・クイストゴー。生産拠点をデンマーク、フランスと移しながら1980年代まで生産。その後一時生産が中止されたが、2002年に日本のメーカーが主導となり復刻。2012年に現在の形(フランスで生産されていた時代のハンドルの形状に修正)に修正が加えられ、オリジナルに近い形で再販売。紆余曲折をへて今も愛される琺瑯鍋の名作である。
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ダンスク コベンスタイル 両手鍋 23cm ティール 4QT / DANSK 価格:20,520円 |
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